AWS Escape Room: Exam Prep for AWS Certified AI Practitioner をやってみた

AWS Escape Room: Exam Prep for AWS Certified AI Practitioner をやってみた

Clock Icon2025.01.06

こんにちは、大前です。

直近 AWS Certified AI Practitioner(以下 AIF)の勉強をしていたのですが、その一環で AWS Escape Room: Exam Prep for AWS Certified AI Practitioner という AWS Skill Builder 上のコンテンツで学習してみたため、概要や実際にやってみた感想などをまとめてみます。

参考 : AWS Escape Room: Exam Prep for AWS Certified AI Practitioner | Amazon Web Services - YouTube

先にまとめ

  • 全てクリアするまでは大体半日ほど
  • 内容としてはクイズ + ハンズオンが中心
  • 座学パートは基本的にないため、先に別の学習コンテンツ等で学習しておくと良い
  • ハンズオンでは Bedrock における主要な機能(ガードレール、ナレッジベース、エージェント)の設定を手順に沿って体験できるため、AIF に向けた知識の定着としておすすめ

AWS Escape Room とは

AWS Escape Room は AWS Skill Builder 上で提供される学習コンテンツの 1つで、ゲームベースの学習コンテンツである AWS Cloud Quest の 1種としてカテゴライズされています。

Cloud Quest はオープンワールドの世界で自由にクエストをこなしながら AWS について学習できるコンテンツですが、Escape Room はストーリーに沿って各種クエストをクリアしていき、特定の建物から脱出することを目的にしたコンテンツになっており、Cloud Quest と比べるとストーリー性が強いことが特徴といえます。

Escape Room は現状以下の 2つが存在しており、それぞれ特定の認定試験に向けた学習コンテンツとして用意されています。現状は英語のみの提供となっています。

  • AWS Escape Room: Exam Prep for AWS Certified AI Practitioner
  • AWS Escape Room: Exam Prep for AWS Certified Cloud Practitioner

無償版では利用できず、利用には AWS Skill Builder サブスクリプション の契約が必要です。(一部無償のデモが提供されています)

やってみた

Skill Builder 上で AWS Escape Room: Exam Prep for AWS Certified AI Practitioner を利用開始すると、以下のような画面が表示されます。

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Cloud Quest の 1種なだけあり、タイトル画面も Cloud Quest に似た雰囲気があります。

参考 : [AWS Skill Builder] 日本語対応した AWS Cloud Quest: Cloud Practitioner を触ってみた | DevelopersIO

ゲームを開始するとキャラクリがスタートします。イケてるキャラクターを作りましょう。

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続いて、ゲームモードの選択画面が表示されます。どうやら複数人で実施するイベント機能もある模様ですが、今回は 1人で進めるので Practice を選択します。

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ゲームが開始し、ストーリーが始まります。

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ストーリーの概要としては以下です。

  • Planet X に向かっているプレイヤーと相棒の Cloudia は、突然の機体トラブルで急遽カフェのある星に着陸することに
  • Cloudia がカフェの設備を壊してしまい、オーナー(?)のゴリラから全ての設備を修理するまで帰さないと言われる

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Cloudia が絵に描いたようなトラブルメーカーで笑ってしまいます。そんなこんなで、プレイヤーはカフェ内の設備を順に修理していくことになります。

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カフェ内の壊れた設備に触れると別のエリアに移動し、移動先のエリアでクエストをクリアすることで設備が修復されていきます。クエストは主にクイズ形式で進行し、単純な 4択問題から関連付け問題、並べ替えなど、さまざまなパターンの問題が出題されます。序盤は AWS の基本的な問題が多いですが、後半に進むにつれ、Bedrock をはじめとした生成 AI ソリューションに関するサービスの知識を問われるようになってきます。

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各クイズに簡易的な解説と参考リンクは記載されていますが、特に座学パートがあるわけではないので、事前にある程度学習してから取り組むのが良さそうです。Skill Builder では学習プランと呼ばれるラーニングパスが認定試験ごとに提供されているため、これを利用した事前学習が可能です(以下リンクの学習プランは無償版の Skill Builder でも利用可能です)。実際に私もこちらの学習プランを利用しましたが、生成AI に関して体系的に学べるようになっており、個人的にもおすすめです。

参考 : Standard Exam Prep Plan: AWS Certified AI Practitioner

クイズだけでなく、ハンズオンパートも用意されています。Bedrock の基本的な利用方法から始まり、最終的には主要な機能であるガードレール、ナレッジベース、エージェントの設定方法について体験しながら学習することができるようになっています。データソースの用意などは事前に行われているため、初学者が Bedrock 周りの機能を体験する一歩目としてはとても良いものだと感じました。

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全ての設備を修理すると、無事にゲームクリアとなります。記念撮影もできました。設備(ステージ)としては全部で 5つあり、1つ当たり大体 30分-1時間くらいでしたので、半日もあれば全てクリアできるかと思います。(英語得意な方であればもっと早いかもしれません)

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おわりに

AIF に向けた学習コンテンツとして提供されている AWS Escape Room: Exam Prep for AWS Certified AI Practitioner をやってみました。

クイズ + ハンズオンが中心の学習コンテンツであるため、このコンテンツから学習しはじめる、というよりはある程度学習した後の知識の確認や定着目的で利用する分には良いコンテンツだと感じました。特に Bedrock 周りの機能をハンズオンを通して何度も体験できるのはよかったです。

まだ英語のみの対応なので、日本語対応や他認定試験に対応したコンテンツ追加を期待したいと思います。

以上、AWS 事業本部の大前でした。

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